T で許可される通常の値に加えて、「欠損値」を表す特別なマーカー (NULL) を格納できます。たとえば、Nullable(Int8) 型のカラムには Int8 型の値を格納でき、値を持たない行には NULL が格納されます。
T には、次の複合データ型は指定できません。
ただし、複合データ型に Nullable 型の値を含めることはできます。たとえば、Array(Nullable(Int8)) や Tuple(Nullable(String), Nullable(Int64)) です。
Nullable 型のフィールドは、テーブルの索引に含めることはできません。
ClickHouse サーバー設定で別途指定されていない限り、NULL はすべての Nullable 型のデフォルト値です。
ストレージ機能
テーブルのカラムに Nullable 型の値を格納するため、ClickHouse は値を格納する通常のファイルに加えて、NULL マスク用の別ファイルを使用します。マスクファイル内のエントリによって、ClickHouse はテーブルの各行について、NULL と対応するデータ型のデフォルト値を区別できます。ファイルが 1 つ追加されるため、Nullable カラムは同等の通常のカラムと比べてより多くのストレージ領域を消費します。
NULL の検出
カラム全体を読み取らなくても、null サブカラムを使ってカラム内の NULL 値を検出できます。対応する値が NULL の場合は 1、それ以外の場合は 0 を返します。
例
CREATE TABLE nullable (`n` Nullable(UInt32)) ENGINE = MergeTree ORDER BY tuple();
INSERT INTO nullable VALUES (1) (NULL) (2) (NULL);
SELECT n.null FROM nullable;┌─n.null─┐
│ 0 │
│ 1 │
│ 0 │
│ 1 │
└────────┘使用例
CREATE TABLE t_null(x Int8, y Nullable(Int8)) ENGINE TinyLogINSERT INTO t_null VALUES (1, NULL), (2, 3)SELECT x + y FROM t_null┌─plus(x, y)─┐
│ ᴺᵁᴸᴸ │
│ 5 │
└────────────┘